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趣味ブログ

PTCGO初心者が資産0から好きなデッキを組むまでの手順・トレードの方法やオススメのテーマデッキを紹介

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※2021/06/26 一部加筆

はじめに

この記事はPTCGO初心者向けに書かれています。

ゲームをインストール後、どういった手順を辿りデッキを作っていくのか、具体的に紹介していきます。

私自身PTCGOを始めて2ヵ月程度ですが、それ故に初心者が最初につまづいてしまう点や、疑問に思う点をよく理解しています。

皆さんがPTCGOを有意義に遊ぶ為の一助になれば幸いです。

 

PTCGOとは・始める前に知っておくべき知識

PTCGO(Pokemon Trading Card Game Online)は、その名の通りポケモンカードのオンラインゲームです。

WindowsMaciOSAndroidで遊べます。日本語版は存在しません。

 

カードプールは海外レギュレーションに準拠する為、日本のカードプールとは若干異なります。

 

他のオンラインカードゲームと最も異なる点として、カードの生成が出来ません。

欲しいカードはパックを開封するかトレードで入手する必要があります。 

 

トークン・トーナメントチケット・パックについて

下の画像はホーム画面です。

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①ログインボーナストークン・トーナメントチケット・ランダムパックが獲得できます。

トーク:パックやテーマデッキの購入、トレードの手数料に使われます。

③トーナメントチケット:ゲーム内のトーナメント大会に出場する際に消費します。賞品としてパックとトークンを獲得できます。

 

トークンとトーナメントチケットは、ゲーム内の対戦報酬(リワード)として獲得できます。

バーサスリワードは3週間に1回更新されます。

画像下部に記載されているポイントを満たすごとに、それぞれの報酬を獲得できます。

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デイリーバーサスリワードは毎日更新されます。

上の画像右部にある目のアイコンから報酬を確認できます。

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1勝ごとに報酬を1つ獲得でき、1日あたり11勝すると効率よくトークンを収集できます。

 プレゼント箱のアイコンからは、ランダムでトークンやトーナメントチケットが排出されます。

 

パックについて

PTCGOではパックを通貨として扱います。

ゲーム内で獲得できるパックは、トレード可能なものと不可能なものが存在します。

 

トレード可能:トーナメント報酬のパック・トレードで入手したパック・海外のパックに同梱されるコードを入力して入手したパック

トレード不可能:ログインボーナスで入手したパック・ゲーム内ストアで購入したパック・リワードで入手したパック

またパックから排出されたカードも、パックのトレード可不可に依存します。

 

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(トレード可能なボスの司令4枚と、トレード不可能なボスの司令が1枚。)

 

デッキ作成に至るまでのプロセス・パック課金について

以下のフローチャートはゲーム開始からデッキ作成に至るまでのプロセスを示しています。

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ゲーム序盤はトークンとトーナメントチケットを集める必要があります。

トークンでテーマデッキを購入し、トーナメントでトレード可能なパックを獲得するためです。

 

なお、この過程は課金してパックを購入する事で省略することができます。

ある程度パックを持った状態でトレードをスタートする事で、収集効率も良くなります。手早く任意のデッキを作りたい方は、初期投資としてパックに課金することをお勧めします。

 

 

オススメのテーマデッキ

 個人的に強いと思っている順番で紹介します。(2020/05/06)

 

Soaring Storm

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ドローサポートが多く、他のテーマよりも展開が安定します。

ハリケーンチャージのカイリューがエネルギー加速と火力の両面で非常に優秀です。

相手のベンチを呼ぶ手段が少ないテーマデッキ戦では、エアメールのピジョンやエネアースのランターンといった、置いておくだけで強いポケモンが活躍します。

不要になるカードが少なく、しっかり60枚で戦う事が出来ます。

 

Rillaboom Theme Deck

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ヒメンカで種ポケモンを展開し、ワタシラガでエネルギーを加速をするデッキです。

良くも悪くもワタシラガラインを引く事に命を懸けているので、上振れと下振れの差が激しいです。

ゴリランダーはおまけで基本的にカビゴンで殴ります。

プレイ難度は低いです。

 

Laser Focus

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スタンダードレギュレーションでも猛威を振るったスペシャルレーザーのネクロズマ(通称スペネク)とカラマネロが両立しているので、デッキが回った時のパワーは非常に高いです。

種と1進化が主体なので比較的展開が安定します。

トラッシュからエネルギーを加速できるので、毎ターン安定して攻撃する事が可能です。

しかし、まともに火力を出せるアタッカーがスペネクとシルヴァディしかおらず、不純物になるポケモンが多いです。

プレイ難度はそこまで高くないです。

 

Towering Heights

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一見ガブリアスガマゲロゲを主体とした2進化デッキに見えますが、このデッキの主役はナゲキです。

ベンチのポケモンにダメージが乗っていると2エネで120点が出せるので、ダメージ効率が非常に良いです。

ベンチバリアのミュウがいるのも評価点です。削った相手のポケモンを詰める事が難しいテーマデッキ戦では非常に強力です。

特性によるエネルギー加速ができないので、プレイ難度は高めです。

 

トレードについて

冒頭でも挙げたように、このゲームにはカードの生成機能が存在せず、欲しいカードはトレードで入手する必要があります。

 

一見トレードと聞くと物々交換をイメージするかもしれませんが、このゲームではパックを通貨としたカードの売買を行います。

 

新弾の通貨価値を「1」としてカードのレートが決定します。

レートはレアリティ・需要・供給により決定します。これは実際のカードの価格の決定方法と同じですね。

 

トレードのパブリックオファーで欲しいカードを検索してみて下さい。

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この例では、私が7パックを提供することでRRの3神を入手する事が出来ます。

しかし欲しいカードのトレードが存在するからといって、即決でトレードをしてはいけません。

カードごとに適切なレートが存在するからです。

 

他のトレードと比較して、本当にそのカードのレートが正しいのか、自分で判断する必要があります。

 

レートを参照できるサイトがあります。

私が普段利用しているのは「Realtime PTCGO Price Guide」です。

レートは随時新しいものに更新され、カードだけでなくサプライにも対応しています。

ptcgoprices.com

 

トレードには売値と買値の差額が存在します。

この差額を利用し、安く買ったものを高く販売する事で利益を出すことが可能です。

 

上記のサイトでRRの3神を検索した所、売値はレート7で買値がレート6であることが分かりました。

つまり6パックで仕入れ、7パックで販売すれば利益が生まれる訳です。

 

PTCGOでは基本的にこれを繰り返し、資産を増やしながら欲しいカードを入手してデッキを作成していくことになります。

 

詰まるところ作業ですが、ここに面白さを見出すことが、資産を増やしていく上で重要なモチベーションになります。

 

終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございました。

是非遊んでみて下さい。

エール団のしたっぱについて考察する

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 今回は 私達の 考察を するのね!

 俺達の魅力 伝えーるぞ!

 

 

 

 12月8日のソードシールド発売から長らく日の目を浴びてこなかった「エール団のしたっぱ」

スタン落ち以前に存在したプルメリは、手札2枚をコストとして捨てる代わりにエネルギーをトラッシュする事が可能だったが、エール団のしたっぱではコストを必要としない代わりにエネルギーを手札にバウンスする。

 

大前提としてプルメリが相手のエネルギーリソースを枯らすカードである事に対し、エール団のしたっぱは相手のテンポを崩すカードであることを理解しておきたい。

 

どういったデッキタイプに採用すべきか

ポケモンカードは基本的に自分の番に1度しか手札からエネルギーを付ける事が出来ない為、トレーナーズや特性、技の効果によるエネルギー加速手段が無いデッキタイプに対して有効なカードである。

 

目下前環境で有力視すべきは、3神ザシアンのオルタージェネシス及びアルティメットレイを遅らせる事にある。

 

序盤にエール団のしたっぱを使用することを考えると、自身はドローサポートをプレイする事が出来ない為、サポート以外の手段でッキを回す必要があり、メインアタッカーは少ない要求値で攻撃していく必要がある。

 

実際にエール団のしたっぱが採用されたデッキ

つい先日行われたSL銀座(※1)にて、優勝したヨネダタクヤ選手のドラパルトデッキにはエール団のしたっぱが2枚採用され、対戦の中でとても有効に使用されていた事から一気に注目を浴びる事になった。

(※1)SL銀座:3月21日にニコニコが開催した招待制の大会

 

実際に使用されていたデッキが以下である。

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 ジラーチを軸とし、ポケモン入れ替えや回収ネットを多投することで、サポート権をエール団のしたっぱやボスの指令に回す事が可能になっている。

 

本人の言葉にもあったが、当日は3神ザシアンの分布が多いと予測した事や、ドラパルトミラーの際にエール団のしたっぱが有効である点から採用に至ったという。

 

仮にカラマネロ型のドラパルトと対面した場合でも、ダイファントムの技自体がカラマネロのような非GXのシステムポケモンに強い為、相対的に有利を取れるようになっているそうだ。

 

他にもコントロール系のデッキに採用されたケースもある。

Malmöで行われたリージョナルチャンピオンシップ、日本で言うシティリーグのような大会で4位に入賞したSander Wojcik氏の超越チラチーノだ。

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序盤からエール団やクラッシュハンマーを使用し、技を使用されないターンを作る事で、自身はチラチーノのやりくりやふとうのつるぎで手札を増やしながら、必要なカードを揃えていく事が可能になる。

 

海外ではカスタムキャッチャーだけでなく、ポケモンキャッチャーを多投した3神ザシアンが流行しており、ピッピ人形を前に押し付けても裏のポケモンを3回取られて負けてしまう可能性がある為、根本的にエネルギー破壊に寄せた超越が結果を残したと考えられる。

 

 互いのデッキに共通して言える事は、好きなタイミングでトラッシュからサポートをサルベージできる点だ。

ドラパルトでは、前のポケモンを倒しながら裏のエネルギーを剥がす事でテンポを取ることが可能だ。

超越チラチーノではクラッシュハンマーと併用する事で複数のエネルギーを剥がし、手貼りだけではエネルギー要求を満たせない状態を作ったり、バウンスしたエネルギーをリセットスタンプで山札に返しながらフリーザーを通す事で超越の動きを取る事が可能になる。

 

まとめ

当初は、自身のアドバンテージにも相手のリソースを枯らす事も出来ないカードであるが故評価が低かったが、3神が環境に居座り続けていることや、ドラパルトのような新しいデッキの登場で再評価された。

 

ソードシールド以降の妨害サポートを見ると、エール団のしたっぱやオリーヴのようにバウンスが多く、直接的にリソースを枯らす事は難しくなったが、他のカードとの組み合わせや、特定の対面において非常にパワーを発揮する場面がある事を念頭に入れておきたい。

KMNZ LIZ オススメ楽曲紹介

推しの紹介です

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KMNZ(ケモノズ)は、LITA(リタ)とLIZ(リズ)の2人で活動している、バーチャルHIP-HOPガールズユニットである。

女王蜂や椎名林檎といった、ダーティーな雰囲気やヒッポホップ調を得意とするLITAに対し、電波系ソングや最近話題のKawaii Future Bass(※1)を得意とするのが、LIZの楽曲の特徴である。

※1Kawaii Future Basss

機械的で未来を感じさせるシンセベースに、キラキラしたシンセサウンドや独特なボイスサンプルを乗せた、新世代のクラブミュージックであるFuture Bassに、よりキラキラと可愛い要素を足した楽曲

 

 

今回はLIZの楽曲にフォーカスし(一部デュエット有)、オリジナルとカバーソングの2種類に分けて、個人的にオススメの楽曲を紹介していきます。

また、幾つかの楽曲はアルバムに収録されている為、今回紹介する楽曲はYouTube上に公式チャンネルからアップロードされているものに限ります。 

 

オリジナル

Home Sweet Home

www.youtube.com

KMNZ LIZを語る上で絶対に外せない一曲。

LIZのkawaii声音と詩が作り出す歌の世界観が、LIZ自身の可愛らしさやエモーショナルな部分を最大限に表現している。

楽曲はKawaii Future Bass界を牽引し、知る人ぞ知るトラックメイカー、Neko Hackerが提供している。

 

VR(Virtual Reality)

www.youtube.com

KMNZを代表する一曲。

仮想世界と現実の繋がりが描く多様な輝きを、極上のHip Hopで歌う。

 1ST singleとなるこの楽曲は、KMNZが地上波でMCを務めた番組「VIRTUAL BUZZ TALK!」のオープニングとしても採用された。

楽曲はKawaii Future Bassの提唱者としても名高い、Snail's House氏が提供している。

 

 GALAXY

www.youtube.com

1ST album KMNVERSEのラストを飾るナンバー。

宇宙という遥か高見を目指すKMNZの旅路は、大変な事や分からない事も沢山あるけれど、振り返らずに2人で真っすぐに進んで行こうという気持ちを歌っている。

MVは多くのVtuberのMVを手掛けるヲタきち氏、楽曲はVRと同じくSnail's House氏が手掛け、今回KMNZの2周年を記念して作られた当動画は、総合芸術とも言える仕上がりになっている。

 

 カバー

タンタカタンタンタンタンメン

www.youtube.com

巷で話題の天才アーティスト、ぼっちぼろまる氏の代表曲をカバーアレンジ。

原曲がキャッチーでポップな印象を与えるのに対し、LIZバージョンではピコピコしてキュートな印象を与え、LIZの表現力の高さを感じるアレンジになっている。

Cメロのタンタカタン!タンタカタン!タンタカタンタンタンタンメン!の繰り返しが最高に可愛い。

 

メルティランドナイトメア

www.youtube.com

VOCALOID系動画プロデューサー、はるまきごはん氏の有名楽曲。

普段は可愛いく明るい楽曲を歌うLIZだが、当楽曲では詩的で少しダークな世界観を歌い上げ、正に悪夢に頭が溶けていくような感覚に溺れる。

このカバーではMixが特徴的で、機械的で感情を失っている様を上手く表現していると感じる。

 

幽霊東京

www.youtube.com

VOCALOIDプロデューサーのAyase氏の楽曲。

高音と低音を巧みに使い分ける、セクシーでかっこいい声音もまたLIZの魅力です。

Ayase氏本人のコメントによる「音楽を始め、憧れと夢を持って上京した時のリアルな気持ち」を表現した詩は、LIZ本人にも重なる部分が多い印象を受ける。

全ては、ーこの街でまだ 生きていたいと思うからー、夢を掴むまで諦めきれないのだろう。

 

 まとめ

今回紹介した楽曲はほんの一部で、他にも沢山の素敵な楽曲があるので、是非YouTubeチャンネルやアルバムから視聴してみて下さい。

本記事を通し、KMNZ LIZの魅力が少しでも伝わっていれば嬉しいです。

今回は真面目に楽曲の紹介をしましたが、Twitter芸人のLIZさんも面白いので良かったらフォローしてね。

チラチーノLOの解説と備忘録

思考の整理をしたかったので備忘録として書き溜めておきます。

今後チラチーノLOを握る方や対策に困っている方へ、何かの参考になれば嬉しいです。

(この記事で公開しているレシピは自身で構築したものか、作成者が無料で公開しているものに限ります)

 

直近の使用成績

シティリーグシーズン2:予選6-0、トナメ2没(ベスト8)

EPCポケカ選手権:個人6-1、チーム3位

 

 

チラチーノ単の強みとカルゴユータンとの比較

チラチーノ単とカルゴユータンを最終的なボードで比較した際、1ターンに山札を引ける枚数は最初のドローを含めると、

カルゴユータンは1ドロー1サーチに対し、チラチーノは5ドローです。

環境に多く分布する超MMのマリィナイトウォッチャーからの復帰を考えた際、カルゴユータンでは博士の研究から捲る事になりますが、チラチーノではサポート件を割かずに復帰が可能です。

 

また環境偏移の早い現環境に置いて、ピーキーなカードを採用できるのはチラチーノ型です。

一見好きなカードを持ってくる事ができるカルゴユータンに軍配が上がるように見えますが、現行ではサイド干渉手段が無くピーキーなカードを試合中に使う為にはサイド落ちを考慮して最低でも2枚採用する必要がありました。その為、反作用的に山を掘り進めて行く中で特定のカードに辿り着く可能性が高まりました。

加えて現環境には多くのデッキタイプが分布しており、それらに対応したメタカードを複数枚刺した場合、対面によって不要なカードをコストとして払いながら山を掘り進める為、ピーキーなメタカードはコストとしてトラッシュする事で自然と強い山を作る事が出来ます。

 

またチラチーノの場合山を縦に掘る速度が速く、中盤からサポート権をジュジュベ&ハチクマンに割く事ができ、相手のキーカード(主にポケモン入れ替えやカスタムキャッチャー)を山札から削る事で能動的に相手の動きを封じることが出来ます。

 

ボード外の話ですが、やりくりは地ならし猿知恵と比べるとデッキを見る回数やシャッフルに割く時間が大幅に少なく、とりあえず縦に引いてから手札を眺めてカードをプレイできるという特性があり、比較的プレイ何度が低いです。

特にシティリーグや大型大会でトーナメントまで戦い続けると集中切れによるヒューマンエラーで負けてしまう可能性もあるので、この特性は個々人におけるデッキ選択において非常に大切だと考えています。

 

カルゴユータンと比較した際の弱みも挙げておきます。

・不確定に山を縦に掘る関係上、特定のカードに辿り着けないターンが出来てしまう点

・ジュジュベ&ハチクマンを使用する際、カルゴユータンでは猿知恵で不要なカードをトップに置けるのに対し、不確定な3枚をトラッシュしてしまう点

など、中盤の展開やリソース管理に多少の運が絡む事です。

勿論それらの確率を考慮した上で、デッキ圧縮やプレイするカードを常に考える必要があります。

 

 以上がチラチーノLOの強みとカルゴユータンとの比較になります。

これらを踏まえ、環境偏移によってデッキ内容がどう変化していったかを時系列順に紹介していきます。

 

 

シティリーグシーズン2(1月14日)使用

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 このデッキ自体は、前週に開催されたポケカメモ杯の結果記事に掲載されていたものと60枚同じ内容です。

カードゲームは「分からん殺しが強い」の考えのもと、このデッキを見つけてから1週間黙々と一人回しを行い、結果予選全勝からのベスト8という成績を納める事が出来ました。

この最終戦で負けたのが、同日にポケカ四天王ら5人が共有したカルゴユータン型のLOです。このデッキが各地のシティリーグで暴れ回り、これらのデッキへの周知とメタが広がっていきました。

これを受け3神ザシアンにはコバルオンGXやフリージオが採用されるようになります。

 

シティリーグシーズン2終盤優勝(拾ったレシピ)

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いたちごっこが始まりました。

当時勝っていたどの3神ザシアンを見てもコバルオンが採用されていた為、眠りギミックを外し、サイドプランをずらす為にヌケニンフリージオのグッズロッグを解除するための祈祷師などが採用されました。

アローラベトベトンが採用されている為ミラー戦にも強くなっています。

 

Vmaxライジング発売後どっかのCS優勝(拾ったレシピ)

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コバルオンを始め、シーズン2終盤に猛威を振るった超MMの対策としてシャドーボックスのミミッキュ、FTBの台頭によるシェードテールのソーナンスが採用された。

点数を乗せられる可能性がある60チラーミィが採用されているのが面白いですね。

 

EPC使用構築(2月20日)

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これらの偏移を受け実際にEPCに持ち込んだレシピがこちらです。

この段階で3神ザシアン自体が数を減らし始め、LOも影を潜め始めていた為相対的にコバルオンの採用が減っていると判断し、眠りギミックを採用しました。

全体的に展開を厚めにし、FTBやエースバーンにも有利に戦える形で組んでいます。

 

このデッキについて、以下で各カードの採用理由や対戦レポートを書いていきます。

特に記載が無いものは必要最低枚数の採用です。

 

各カード採用理由

ザシアン 2

このレシピではスタートして欲しく無いカードなので2枚です。

 

チラチーノ 4-4

最大枚数です、基本2-2でしか使いませんがチーム戦である以上事故負けが怖いので厚めに採用しました。

 

ミュウ 1

このカードを2枚採用したレシピがメジャーなので1枚です。

ベンチ狙撃手段があるデッキと対面した際、カスタムキャッチャーでミュウを狙っても2枚目が入っていると判断し無駄撃ちになると考えるプレイヤーが多いと経験則で判断できた為です。

 

ソーナンス 1

ビクティニ◇ピンポイントでの採用です、このカードは単体では機能しないので注意しましょう。

 

オンバット 1

試験的に採用しましたが欲しい場面が限定的でツイネネルギーを同時に要求する為使い勝手は微妙でした。

 

アイアント 1

不要でした。

 

ポケモンいれかえ 2

炎対面でスタートしたザシアンを風船を使わずに逃がしたいので2枚です。

盤面に人形とメリープが無い状態で番が帰ってきた際、手番で復帰してふわふわ枕を挟みながら人形を押し付ける為に何度も使用しました。

 

隠密フード 2

このカードの汎用性は多岐に及びます。

最たる採用目的は九尾の誘い+ビクティニ◇からソーナンスを守ったり、サイドを2枚献上してしまうザシアンに保険として付ける為です。

他にもバトル場のピッピ人形に付け、引き寄せの渦を使わせない事で実質5枚目の人形として使う事が出来ます。

特殊なケースですが、仮に風船が2枚サイドに埋まって相手の場にアブソルがいる場合、メリープに付けリサイクルだけで逃がす事が出来たりもします。

ミラーした際に相手のふわふわ枕を防ぐことも可能です。

 

ザオボー 1

このカードも使い所が多いです。

レインボーエネルギーを割って3神の動きを遅らせる。

まどろみの森の障害となる混沌のうねりを割る。

ふわふわ枕を無効にしてくる対面の隠密フードを割る、などです。

シロナ&カトレアや友達手帳で使い回す事を前提としていますが、サイド落ち考慮や序盤から使用したい場面も多く、2枚目の採用を検討しても良いかもしれません。

 

 

以上が各カードの採用理由となります。

まだ練り切れていない部分も多く、どこまで環境を想定するかで採用されるカードが異なってくるので、あくまで炎を厚く見た事故らない形を目指したのがこのレシピであることを理解して下さい。

 

最後に、詳細なプレイングについて解説します。

この項が記事中で最も大切です。 

 

詳細なプレイング

配信卓でエアプかました奴が何を偉そうにと思わず見て下さい。

主にどの対面でも意識するべきは以下の3つです。

  1. ザシアン最優先
  2. コストについて
  3. ピッピ人形を山に返す 

 1.初ターンにクイックボールとチラチーノを握っている場合でも(基本的に)対象はザシアンを優先しましょう。マリィでハンドが流れる可能性は常に抱えています。

欲張ってチラチーノを立てても後続が立たずにそのままやられてしまう可能性もあります、ザシアンであれば返しの番で220点飛んでくるような対面でなければ攻撃を耐えて復帰できる可能性が高いです。

 

2.このデッキではコストを払ってプレイするカードが多いです。

目下コストとして優先するべきは対面のデッキに対して不要なメタカードですが、例えばチラチーノが立っておりシロナ&カトレアを持っている場面では、やりくりで適当なサポートを捨てた後にシロナ&カトレアを使用しましょう、1枚ハンドが浮きます。

 

3.相手から自分へ番が渡る際のポケモンチェックで相手のポケモンが起きた場合、ピッピ人形を山に返してベンチからメリープを出し再び眠り状態にする動きが強力です。

その際、人形を返す→山札を混ぜるカードを使用する→やりくりやシロナ&カトレアを使用する事で、ボトムに帰ったピッピ人形を拾い直せる可能性があります。闇雲に縦のドローから入るのが正しくない場合があるということです。

 

 

最後に、デッキを掘り切った際の山の作り方について例題を用いて説明します。

折角動画も残っていたので、自分への戒めとしてこの盤面を例にします。

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 相手のデッキはレッドパーフェクション。自分の山札は残り4枚。

相手のバトル場にはミュウツーミュウがおり、デッキを5枚以下にして番を返してしまうと、コイン2表や入れ替えからパーフェクションマッグバンGXで自分がLOで負けてしまう可能性があります()

 

なので常に山札を6枚以上にする必要があり、友達手帳や普通の釣り竿を使用し、それらをリソースマネジメントで再利用する必要があります。

 

恐らくこの時可能だった理想的な動きは、

人形を山に返す→メリープ前→ジュジュベハチクマン追加効果(ザシアントラッシュ)→普通の釣り竿でチラチーノ1-1→クイボでチラーミィを置く、友達手帳でジュジュベハチクマンを2枚山に戻す→ヤレユータンにリサイクルエネルギーを貼る→前のメリープ逃げてリソマネ(任意のカード/友達手帳/普通の釣り竿)→山7枚

 

これで山上4枚の中にチラチーノがある状態なので、返しの番でトップとやりくりx3で山を7枚掘れる状態を作り、再び友達手帳や普通の釣り竿+リソースマネジメントで山札を7枚作るループが組めます。

 

 

LOミラーの山の作り方です。

www.youtube.com

基本エネルギーを3枚以上採用したデッキであれば、ミラーにおけるジュジュベ&ハチクマン+マッグバンの8枚トラッシュに対しても、友達手帳+普通の釣り竿+リソースマネジメントで9枚の山札を作る事が出来、ケアが可能です。

 

その為にはまず、毎ターンポケモン、基本エネルギー、サポートを2枚ずつトラッシュに送る必要があります。

 

上の動画では毎ターン同じ動きをしているように見えますが、その条件を満たす為にシロナ&カトレアを使用する番は炎エネルギーを逃げエネに使い、ジュジュベ&ハチクマンを使うターンはリサイクルエネルギーを逃げエネに使っています。

 

リソースマネジメントで戻すカードは友達手帳、普通の釣り竿、ポケモン入れ替えになります。

入れ替えは相手のふわふわ枕を避ける為のものです。此方は入れ替え後にメリープにエネルギーを貼ってふわふわ枕を挟みながら逃がします。

仮に自分へ番が渡る際のポケモンチェックでバトル場のヤレユータンが起きた場合、リソースマネジメントに1枚余裕を持つことが出来ます。

その際はデッキ構築によりますが、リセットスタンプを拾って相手の入れ替えを落としにいったり、2枚目の入れ替えを戻して自分の動きに余裕を持たせましょう。

 

動画では一人回しで完結させている為相手から山札を削るアクションを受けていませんが、ジュジュベ&ハチクマンのみの使用であれば残りの山が6枚で番が回ってくるため、ドローコストからやりくり3回でループを継続できます。

時間切れを想定するとスタンプからジュジュベ&ハチクマン+マッグバンを使用される事が想定される為、2枚目以降の入れ替えや釣り竿を常に握っておく事が大切です。

 

本来であれば他にも手札やトラッシュにカードが貯まっている為、あくまでこのループは基盤であり、ここから相手の動きに合わせてプレイを応用する必要があることを理解して下さい。

また、ループを完結させる便宜上シロナ&カトレアのコストでサポートを切っている為、本来ならば2ターンに1度手札が1枚増えます。なので実践ではジュジュベ&ハチクマンの使用2に対してシロナ&カトレアは1程度です。

 

あくまでこのループはパーツが全てサイド落ちを免れている状態での動きですが、狙っていけるのであればこのループを目指す為に序盤から積極的に山を引くのが、LOミラーにおける最善手だと考えています。

 

終わりに

ここまで読んで頂きありがとうございました。

機運で一気に書いたので読みづらい部分などあると思いますがご容赦ください。

この記事が少しでも何かの参考になっていれば幸いです。

 

最後に僕が敬愛しているシャロンさんの言葉を載せて結びとします。

余談ですが、「LOウザい、使うやつは悪!」というような意見をたまに見ることもありますが、そういった人ほど思考がそこで止まっていて「LO=使うやつが悪 悪人の対策をする意味ない 悪人は消えろ」のようなロジックのまま結局対策を知ることなく終わっているようなイメージがあります。
カードゲームですから、プールの範囲でどんな戦略も存在すると思うので、自分で使うかどうかはともかくどんな対策プレイがあるのかというのは知っておくべきだと考えています。

 

Season 1 Ranked Single: diffensive team

f:id:mochipan_poke:20200101184648p:plainf:id:mochipan_poke:20200101184653p:plainf:id:mochipan_poke:20200101184658p:plainf:id:mochipan_poke:20200101184702p:plainf:id:mochipan_poke:20200101184705p:plainf:id:mochipan_poke:20200101184707p:plain

This team always kept a double-digit rank during season1.

//resource

Dragapult @ Leftovers
Ability: Infiltrator
Level: 50
EVs: 252 HP / 4 Def / 4 SpA / 196 SpD / 52 Spe
Calm Nature
IVs: 0 Atk
- Hex
- Will-O-Wisp
- Substitute
- Protect

Tyranitar @ Life Orb
Ability: Sand Stream
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Atk / 4 SpD
Adamant Nature
- Rock Blast
- Crunch
- Earthquake
- Fire Punch

Toxapex @ Black Sludge
Ability: Regenerator
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD
Bold Nature
IVs: 0 Atk
- Scald
- Toxic
- Recover
- Baneful Bunker

Quagsire @ Sitrus Berry
Ability: Unaware
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD
Bold Nature
IVs: 0 Atk
- Scald
- Stockpile
- Recover
- Rest

Sylveon @ Choice Scarf
Ability: Pixilate
Level: 50
EVs: 4 HP / 252 SpA / 252 Spe
Modest Nature
IVs: 0 Atk
- Hyper Beam
- Hyper Voice
- Mystical Fire
- Light Screen

Corviknight @ Figy Berry 
Ability: Mirror Armor
Level: 50
EVs: 252 HP / 252 Def / 4 SpD
Impish Nature
- Brave Bird
- Body Press
- Iron Defense
- Roost

 

Drakloak kawaii

穏やかドラパルト調整

実数値:H195 A112 B96 C121 D132 S169

努力値:H252 D196 S52 端数BC

 

H16n+3:身代わり+残飯効率

D11n:補正効率、特化眼鏡FCロトムボルトチェンジを身代わりが耐える、特化ニンフのハイボ最低乱数以外耐え

S:100族抜き抜き、準速スカーフニンフ+1

 

ドヒドヌオーガアが強烈にFCロトムを誘うので初手に投げると強いと思います