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趣味ブログ

初めてシールド戦に参加して準優勝したお話&備忘録

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先日ミュウツーHR争奪戦に参加してきました。

 

結果は惜しくも準優勝でミュウツーHRを獲得する事は出来ませんでしたが、デッキ作成や対戦中に気を付ける事、頭に入れていると良いことなど考察した内容をメモとして置いておきます。

 

今後シールド戦に参加される方のヒントになれば幸いです。

 

デッキ作成について

シールド戦において"正解のデッキ"は存在しません

カードゲームの性質上、同じテーマのデッキを組んでも採用されるカードが異なる事は大なり小なりあると思いますが、シールド戦ではランダムに排出されたカードからデッキを組む為、この性質はより顕著に現れます。

加えてカードゲームにはプレイヤーの個性が出ます。「なんとなく強そう」でカードを採用しているプレイヤーも多いのではないでしょうか。

この「なんとなく」は過去の経験や練習から成る「感覚」です。特定のカードを入れて何十戦も回して強かったから採用!みたいなのは良くある話だと思います。


この「感覚」を養う事がシールド戦において最も重要だと考えます。

 

まず以下の2つを行いました。

  1. 先人の記事を読み漁る
    これは"勝てるデッキ"の特徴を知る上で非常に役に立ちました。

    カードごとの評価、タイプの合わせ方、ポケモンやサポートの比率等デッキを組む上で重要な点を知る事が出来ます。

    またこれらの記事を比較する事で、特定の意見だけに縛られず広い視野で考察する事が可能になります。


  2. 開封結果からデッキを作る練習をする
    「感覚」が養えたら実際にデッキを組む練習をしてみましょう。

    ある程度感覚の基盤が出来ていれば、開封結果を見た時点で採用すべきタイプが見えます。そこからどのポケモンをピックし、エネルギーを何枚入れるかの検討に入ります。ここでは過去の優勝者のデッキを参照すると良いでしょう。

    これを全てのタイプのパターンを網羅できるように練習しましょう(勿論それらの組み合わせも)。

    実際にパックを購入してデッキを作ってみてもいいですが、検索を叩けば有志が作成したシールド戦のシミュレーターが見つかります。

 

デッキを比較してみよう

これは今回私が使ったデッキ(上)と、決勝で対戦した相手のデッキ(下)です

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・被っているカードが33枚


・排出の違いで採用枚数が異なったカードが2枚
(自分はオーキド+1と溶接工を1枚引きました)

 

・プレイヤーの個性が出て採用が異なったカードが5枚
(ヨマワルサマヨール、エネルギー回収、エリカ、炎エネ+1)


ここで挙げた33+2枚は「養われた感覚」によって採用された、"勝てるデッキ"において必然的に採用された35枚です。

過去の統計や上位プレイヤーのデッキを見ると、多少の誤差はあれど基本的に間違いのない選択になっていると考えます。

 

そして個性によって採用が異なったカード5枚について解説します。ここがカードゲームにおいて1番面白い所でかつ、この記事で1番読んで欲しい項です。

 

 

 

結論を先に述べるとテールナーがえっちなので活躍させたい」がこの5枚の個性を生みました。

 

ヨマワルの特性"ひとだましんか"は手札のカードを3枚トラッシュすることで山札からサマヨールに進化する事が出来る特性です。

これはリザードンテールナーのGX技と非常に相性が良く、理想的に動く事が出来れば後攻1ターン目からバトル場のリザテナにエネルギーを4枚(3枚でも許容)付ける事が出来、勝負を決める事が可能です。

オーキドを2枚引けていた事もあり、サマヨールラインは1-1でしたが採用する価値がありました。

 

次に溶接工の存在です

リミックスバウトのプールでは自分のターンにポケモンの技以外でエネルギーを加速させる事が出来るのはこのカードのみです。

それに当たって炎エネルギーを気持ち多めに採用する必要があり、炎エネは相手より1枚多い12枚の採用。

エネルギー回収は溶接工と一緒に引けた際に、リザードンテールナーのGX技プランから一気に切り返しが出来、盤面にプレッシャーをかける事が出来る為採用しました。

 

エリカの採用は正直ミスだったと考えています。

自分はサポート権を1度破棄した上で3枚ドローするのに対し、相手は3枚ドローしつつ、次の番に豊富な手札からサポートを選択して使うことが出来ます。

この時点でハンドアドバンテージは最悪、ボードの成長もよほど自分が上振れていない限り負けている場合が多いです。

エリカを打たないと負けの場面でエリカを打ってもアンドバンテージに差が開くだけなので、基本エネルギーを1枚増やした方が勝てる試合が増えると思います。

加えて今回のシールド戦ではそれなりにサポートを引けた事、リザテルに寄せたので育ってしまえばサポートを使うタイミングが無い事、これらを加味すべきでした。



対戦中に気を付ける事

イカサマ対策

当日はジャッジの方が厳正に進行していた事もあり、対戦中以外イカサマはほぼ防止されていたと思います。

問題なのは対戦中の相手です。
簡単なイカサマを何個か挙げておくので気を付けて見るようにして下さい。むしろイカサマ見抜いてジャッジキルしてやるぐらいの意気込みでいきましょう。

  1. カット中のボトムチラ見
  2. ドロー2
  3. セルフカット地ならし
  4. 袖からアローラペルシアン

 

テキストの把握

 これは僕本人がやらかしたので教訓としてメモしておきます。


少しでも分からないテキストがあれば相手に一言断ってテキストを確認しましょう

  1. アロペルにデプスボムは乗らない
  2. 前の相手の番に自分のポケモンがデプスボムで気絶しても、エンテイの上技は30点しか出ない

 

その他覚えておきたい事

オポネントのお話

公式にも記載がありますが、ブロック戦の順位は

勝ち数>取ったサイドの総数>取られたサイドの総数>直対>じゃんけん

となっています。

相手種切れで勝てんじゃーんって思ってもあえて倒さず、取ったサイドの枚数を稼ぐためにターンを回すのも手です。


実際に今回のシールド戦の予選では、「自分が2勝、取ったサイド7取られたサイド5」、2位の人が「2勝、取ったサイド7取られたサイド7」だったので、オポネントによって得た勝利といっても過言ではありません。

相手のデッキを把握する

予選では隣で2戦目、3戦目の相手が対戦しています。

どのタイプのデッキかを事前に把握し、対戦前にデッキの中身を入れ替えるようにしましょう。

実際に予選ではカメックス&ポッチャマを軸にしていることを事前に把握し、ウィークガードエネルギーとヘラクロスを投入するなどして勝利を納めました。


また、どんなカードを引いてるかを知っておくことで試合のプランが立てやすくなるので、自分の対戦中でも余裕があるときは隣の卓をチェックするようにしましょう。

決勝トーナメントでも試合が早く終わったら他の卓を見れるので、トーナメントで次に当たる可能性がある相手を確認し、デッキの中身割っておくと、情報戦において有利を取ることができます。